みなさん、愛車のお手入れは大丈夫ですか。写真は99年式アルファロメオ156のトランクフードです。10年もの間風雨にさらされると、よっぽどの洗車マニアでもない限り、ボディーの表面は多少なりともウォータースポットや鉄粉が原因で本来の輝きが失われているはず。特に濃色カラーの場合、とっても気になりますよね。今回は、通常よりもかなりしつこい雨染みのあるボディーの磨きについてのご紹介です。写真向かいまして右手に見えますのが、かの有名なウォータースポットさま。そして、左手に見えますのが磨き施工後の状態。本来の輝きを取り戻す為の必須条件は、塗装表面の痛み具合にもよりますが、ワックス掛けやボディーコーティング施工前に行うボディーの鏡面磨き仕上げの仕上がり具合が大きくカギを握ります。まずは粘土でボディー表面の鉄粉を除去します。次に、標準的な雨染み程度であればコンパウンドを使用してバフ掛け作業にて下地磨き作業は終了しますが、今回の様にかなりしつこい雨染みがあると、バフ磨き作業の前にボディー表面に水研ぎ作業が加わります。この段階ではボディー表面のツヤは消えうせ、我が156はあたかも軍事用ステルス156!?の出来上がり。初めてその光景を目にしたら、それがもしあなたの愛車だったとしたら、たぶん失神してしまうかも。でもご安心を。この水研ぎ作業をすることではじめて塗装のクリア層表面に染み付いた雨染みが除去できるのですから。ここまできたら、シングルアクションバフを使っての磨きから、コンパウンドもさらに細かいものへと変えてギアアクションバフ仕上げ磨きへと移行。これで濃色車によく見かけるオーロラ状の磨き跡も出ることもなく、この状態で既にボディーはピカピカに。そして最終仕上げはワックスあるいはガラス質コーティングで終了となります。あなたもこの機会にぜひ、愛車本来の輝きを取り戻してはみませんか?ボディー磨きやボディーコーティングのご相談は、ロコ・オートモビールまでどうぞお気軽にお問合せ下さいませ。


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